アーカイブスセレクション

創刊以来72年の歴史を持つ「鉄道ピクトリアル」と、弊社が発行していた実務者向け雑誌「電気車の科学」の、過去に掲載された記事を新資料とともに再構成したのが「鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション」です。国鉄新性能電車・民鉄の高性能車両が誕生して60余年、日々刻々と失われてゆく貴重な資料と、現在の趣味者の方には入手が難しい状況になっている当時の弊誌バックナンバーを次代に継承すべく、鉄道会社や特定のトピックごとに主に1950年代~60年代の車両・営業・ダイヤ・施設など実務担当者が執筆した記事を、新たにセレクトした写真などを交えてまとめました。「T記者」こと弊社初代社長の田中隆三をはじめとした各氏による現場訪問ルポ、弊誌の名物コーナー「質問に答える」や、細かい動向までを追っていける「読者短信」の再掲、また特集ごとの車両配置表や車両形式図に加え、当時実務に携わった方の貴重な証言を伺えるインタビュー記事なども掲載。研究派の鉄道ファンの方々にぜひ取り揃えていただきたい一冊です。

2024年

49 国鉄急行列車変遷史 東北・常磐線〔戦後編〕(2024年12月号別冊)

B5判156ページ 定価1650円(本体1500円)

「鉄道ピクトリアル」に1978〜96年にわたって長期連載され、全国の急行列車の名称、運転区間や期間、編成を克明に解説した「国鉄急行列車変遷史」から、2020年の東海道・山陽線編、2021年の上信越・高崎線に続いて東北・常磐線系統に運転された優等列車の運転史、編成記録を解説。


48 近畿日本鉄道 1960-70 (2024年5月号別冊)

B5判156ページ 定価1650円(本体1500円)

前回のアーカイブスセレクション47 近畿日本鉄道1950〜60 に続き、1960〜70年代当時の輸送概況、20200系・16000系・18200系をはじめとした特急車両新形式解説、鳥羽線建設・志摩線改良等の主要工事、万国博覧会輸送対策、また1975年の同社在籍車両解説記事「私鉄車両めぐり」など、当時の記事を再構成のうえ収録。